話題のトライデント660も試乗！第6回JAIA輸入二輪車試乗会・展示会 トライアンフレポート
- 掲載日／2021年04月16日
- 取材協力／日本自動車輸入組合 写真／小松 男・バージントライアンフ編集部 文／小松 男
注目のトライデントをはじめ、多数の人気モデルが揃う‼
去る2021年4月7日（水）～8日（木）、晴天に恵まれた湘南、大磯プリンスホテルのロングビーチ駐車場にて、第6回JAIA輸入二輪車試乗会・展示会が開催された。ウェブや雑誌媒体など、メディア関係者向けに行われるイベントで、世界各国の主要バイクメーカーがブースを出展し、最新モデルの試乗や展示を行う。そのひとつであるトライアンフブースの様子をレポートする。
トライアンフブースには、バーチカルツインエンジンモデル、トリプルエンジンモデル、ロードスター、クラシック問わず多数の車両が用意された。多くの媒体が注目していたのは、今年ブランニューモデルとしてラインナップに加わったトライデント660。ミドルクラスのスタンダードネイキッドであり、手ごろな価格設定、十分なパフォーマンスで、大型バイクエントリー層を中心に話題となっている一台だ。
ボンネビル系はユーロ5に適合しアップデート。見た目こそほとんど変化が無いものの、エンジン制御系統をはじめブラッシュアップが施されている。アドベンチャーバイクの人気も根強く、タイガー系の試乗予約も埋まっていた。今回のイベントには間に合わなかったものの、フラッグシップスポーツネイキッドにあたるスピードトリプル1200RSの登場が待たれているトライアンフは、今期もニューモデル攻勢が止まらない。
バイク関係の媒体だけでなく、一般情報メディアやファッション業界からも注目されていたトライデント660。過日、ストリートトリプルSとのすみわけが気になり乗り比べる機会があったが、トライデントの方がよりフレンドリーなキャラクターとなっていた。親しみを持てる丸みを帯びたスタイリングも魅力だ。価格は97万9000円。
タイガーシリーズではタイガー1200デザートエディションの他に、900GTプロ、900ラリープロの3モデルが試乗車として用意された。オンロードで高いポテンシャルを発揮し、さらに電子制御を駆使してオフロードも難なくパスできるタイガーシリーズは、多くのアドベンチャーモデルがある中でも特別な存在となっている。
トライアンフの伝統的なスタイルを現代にも繋げているボンネビルシリーズは、ユーロ5規制への適合にともなうアップデートが施され、この4月から発売されている。新型では軽量化や足回りのリセッティング、出力の向上など、様々な面に手が加えられている。スタンダードスタイルのT100やストリートツインの他、ボバーやスピードマスターなどの派生モデルも試乗車として用意されていた。
ボンネビルシリーズのスタンダードモデル、ストリートツイン。モダンクラシックモデルの中でも随一の人気を誇るモデルである。しかし決してエントリーモデルという位置付けではなく、排気量900ccの水冷バーチカルツインエンジンは、最高出力65ps（47.8kW）/7,500rpm、最大トルク80Nm/3,800rpmを発揮する。
排気量900ccの高トルク型並列2気筒8バルブエンジンを搭載するボンネビルシリーズのT100。エンジンを中心とした各部の見直しにより旧モデルと比べて-4kgの軽量化を実現している。
朝9時からの試乗会開始に合わせて、スタッフが一台一台乗り換えて全車暖機走行を行っていた。かなりの数のメディアが、次々と車両を借り、試乗テストや撮影を行う。一般的な試乗イベントではなく、モーターサイクルジャーナリストをはじめバイクの扱いに慣れている人がほとんどなので、大きなトラブルもない。
ハリウッドの名優、故スティーブ・マックイーンが好んで使用していたことでも知られるトライアンフ・スクランブラー。試乗会には従来モデルが並べられたが、4月13日にユーロ5に適合した新型が発表されたばかりで、その中にはスティーブ・マックイーン・エディションと名付けられた専用カラーかつアップフェンダーなどのパーツが取り付けられた仕様も用意された。新型スクランブラーは6月～7月にかけて発売予定となっているので、そちらもチェックして欲しい。
45mmシート高が下げられたロードスターのミドルクラスモデル、ストリートトリプルRロー。排気量765ccのトリプルエンジンを搭載し、最高出力118PS＠12,000rpm、最大トルクは77Nm@9,400rpmを発揮する。旧モデルと比較して全回転域においてパワー＆トルクの向上が図られている。
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