VIRGIN TRIUMPH | トライアンフ ストリートトリプル765Rの2023年モデルを試乗インプレ!きっと人生を変える一台となる 試乗インプレッション

トライアンフ ストリートトリプル765Rの2023年モデルを試乗インプレ!きっと人生を変える一台となる

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TRIUMPH STREET TRIPLE 765R(2023)
Moto2直系の三気筒エンジンを搭載するスーパーネイキッドスポーツ、ストリートトリプル765R。過激でありながらも接しやすい。扱いやすいにも関わらず刺激的。これはピュアスポーツモデルの決定版である。

一級品スポーツモデル
それでいてライバル不在

トライアンフの伝統的な直列3気筒エンジンを搭載するミドルクラススポーツネイキッド、ストリートトリプル。2007年に初代モデルが登場してから今日まで、幾たびかモデルチェンジを繰り返しながら進化をしてきた。どのモデルも根底にあるのは、ストリートを縦横無尽に駆け巡る秀でた運動性能と、まるで手足のごとく扱うことのできるバランスの良さだった。そのストリートトリプルが2023年モデルで大幅にリファインが施されストリートトリプル765となった。

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スタンダードモデルにあたるストリートトリプル765R、上位モデルとなるストリートトリプル765RS、そして限定モデルのストリートトリプル765Moto2エディションの3モデルをラインアップ。今回はベーシックなストリートトリプル765Rの試乗テストを行ってゆく。

ストリートトリプル765R 特徴

2023年モデルは大幅リファイン
手足感覚が増し切れ味鋭く

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これまで多方面で告げてきたことだが、私は個人的にストリートトリプルというモデルが好きだ。所有したことこそないのだが、2007年の初代モデルから今まで何度乗っても、これほどのスポーツモデルはなかなか無いと思っているし、もしネイキッドスポーツが欲しいがどれが良いのかと聞かれたら、間違いなくストリートトリプルを上位に挙げる。そのストリートトリプルが2023年モデルでモデルチェンジを受け『ストリートトリプル765』となった。

スタイリングは従来モデルのイメージを上手く残しつつ、よりシャープな印象を持たせた。特筆すべきは内部的な変更点であり、Moto2で使用されているエンジンと同系統となるトリプルエンジンが、レースからのフィードバックを受け改良、パワー、トルクともに引き上げられているほか、ギアレシオの適正化、電子デバイス類もアップデートが図られるなど、外見からは分からない多くの部分に手が加えられている。

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ちなみに2か月ほど前に、日本へ上陸したばかりだった上位モデルのストリートトリプル765RSに試乗したことがあったが、今回のモデルチェンジによる熟成度の高さ、濃密かつ俊敏な走りの味わいが増したことに驚かされたことを覚えている。その一方で、エンジンやシャシーさらに電子デバイスなどを共通としているスタンダードモデルのストリートトリプル765Rであっても素晴らしいパフォーマンスを発揮し所有欲を満たしてくれるのではないかとも思っていた。そこで今回あえてストリートトリプル765Rに触れてみることにしたのである。

ストリートトリプル765R 試乗インプレッション

気持ちよさは身近にあるが、
スキルを磨けばその奥を見れる

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テスト車両が並ぶガレージには、何台かのストリートトリプル765があった。その中にはストリートトリプル765RSも混ざっていたのだが、よほどバイクの知識に長けた者やオーナーなどでなければ、ストリートトリプル765Rとの違いは分からないだろう。とはいえ、良く見るとストリートトリプル765Rと765RSの違いは結構ある。RSはリアサスペンションがオーリンズ製であり、タイヤもピレリ・ディアブロスーパーコルサSP V3が使われている。フルカラーTFTディスプレイも備えているし、バーエンドミラーも取り付けられている。

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そんなストリートトリプル765RSを横目に、ストリートトリプル765Rを借用し走り出した。トライアンフはどれに乗ってもまずサウンドの良さにしびれてしまう。特にトリプルエンジンの音は好みだ。メカニカルな部分と吸排気の音が合わさり奏でるハーモニーは、ついついスロットルを開けたくなる気分にさせる。

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ライディングモードは、出力特性やABS、トラクションコントロールの介入度合いなどがあらかじめプリセットされたロード、レイン、スポーツと、ライダーがそれぞれを細かく任意でセッティングできる4モードが用意されている。今回のテストはロードモードとスポーツモードを中心に使ったが、パワーに関してはどちらも十分、どちらかと言えば安全マージン面での違いが大きく、交通量が多く飛び出しなどの危険性の多い市街地ではABSなどの介入度が高いロードモードを使うのが賢明というところだろう。

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何にせよ、ストリートトリプル765Rは基本性能が高くバランスも良い。スキルに自信のないライダーでも手足のごとく車両を操れることに加え、この上ないヒラリ感を楽しめる。だからこそセーフティデバイスが重要になってくる。

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エンジンのパワーの出方も素晴らしい。低回転域では少気筒エンジンのようなトルクフルに、高回転まで引っ張れば精密な機械式時計を連想させる多気筒エンジンのようなシャープな吹け上がりを楽しめる。スロットルの入力にも従順であり意のままである。元々良いエンジンであるのだが、この制御の具合はあっぱれで、レースからのフィードバックが強く表れているのだと思えた。

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市街地、高速道路、ワインディング、どこを走らせても最高である。そうそう。ストリートトリプル765RSの方が、最高出力で10馬力多く、シートは10cm高い、リアサスペンションもより高性能なものが採用されているが、一般的な速度域ではそれらの差はほとんど感じられないことだろう。ストリートトリプル765Rが119万5000円からなのに対し、ストリートトリプル765RSは149万5000円からと価格差も少なくない。そんなことよりも自身のライディングスキルを高めることに注力した方が意味があるとさえ思える。

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扱いやすいがゆえ、常に配下に置いているつもりで走らせているストリートトリプル765Rであっても、根っこの部分は120馬力ものパワーを持つ怪物だ。しっかりと操ってこそ真価を発揮するのである。トライアンフでは定期的に「TRA(トライアンフ・ライディング・アカデミー)」というライディングスクールを開催しているので、既存オーナーはもちろん、将来オーナーになった際には一度参加し、ストリートトリプル765Rのパフォーマンスを存分に楽しむとともに、自身のポテンシャルを引き上げるのも良いと思う。

ストリートトリプル765R 詳細写真

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Moto2参戦車両に供給しているパワートレーンと同等の765cc水冷3気筒エンジン。2023年モデルでは、レースシーンから得たフィードバックによりパワー、トルク、パフォーマンスがさらに引き上げられた。
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フロントの足まわりは、ショーワ製φ41mm倒立フォークに120/70ZRサイズのタイヤを組み合わせる。なお765Rはコンチネンタルで、765RSはピレリのタイヤを履いている。ブレーキキャリパーに関しても765RSの方が上位パーツが使われる。
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一目見ただけでトライアンフのロードスターモデルだと伝わる個性的な2灯ヘッドライトのフェイスマスクは従来モデルから踏襲。ただし上部のミニカウル部分の形状が変更され、より精悍な顔つきとなっている。
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テールセクションはテールランプ、ウインカーなどコンパクトなタイプが採用され、スポーティで引き締まったデザインで纏められている。クローズドコース走行時の事を考え、ライセンスステーの着脱も可能となっている。
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新型では燃料タンクからフレームをまたぎサイド部分に繋がるパネルパーツのデザインが変更されている。タンク容量は15リットル。765Rのカラーバリエーションはホワイトとグレーで、ホワイトの方が2万6000円高い。
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リアサスペンションはショーワ製ピギーバックモノショックが採用されている。性能的には十二分であり、トラクションも伝わりやすい。プリロードをはじめ調整を行い、自分に合ったセッティング出しを楽しみたい。
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シフトアシスト及びアップダウン対応のクイックシフターを標準装備。特にスポーツ走行時のシフトチェンジラグが無く気持ちよい。しっかりホールドできるヒールプレートや、美しい造形にも注目。
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シート高は826mm(765RSは836mm)。けっして低い数値ではないものの、シート形状が良く足つき性は数値以上に良い。小ぶりではあるもののパッセンジャーシートもしっかりとしており、タンデムユースにも対応する。
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マルチファンクションメーターが採用されている。765RSに使われているフルカラー5インチTFTディスプレイと比べると見劣り感は否めない。私の中での765Rと765RSを選ぶ際に悩むポイントだ。
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メーターディスプレイとの連動の問題もあり、スイッチボックスも765Rと765RSでは異なるものが採用されている。操作性に関してはどちらも良いと感じた。バックミラーの設置場所も違う。
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パッセンジャーシート下にはUSB電源がレイアウトされているほか、多少のユーティリティスペースが確保されている。ETC車載器+α程度の広さがある。
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フロントに採用されているショーワ製SFF-BPは、つまりセパレート・ファンクション・フォークとビッグ・ピストンの技術が用いられ、軽量かつ高性能を実現したものだ。フォークトップにプリロード、減衰のアジャスターが備わっている。
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リアタイヤサイズは180/55ZR17、ホイールは前後、鋳造アルミニウムの5スポークタイプが取り付けられている。マフラーサウンドは絶品である。

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