トライアンフ ストリートトリプルR
- 掲載日/2014年07月08日
- 文/杉山 研二

TRIUMPH STREET TRIPLE R
高い動力性能と機能的な装備で戦闘力アップ
ストリートトリプルのハイスペックモデル
    最新スーパースポーツのパフォーマンスを、ストリートファイタースタイルで仕上げたミドルネイキッドです。日本市場向けには、基本を同一とする兄弟車のストリートトリプル85が先に投入されていますが、その上を行く動力性能と運動性、そして機能的な装備で仕上げたハイスペック版が、このストリートトリプルRということになります。前後サスペンションはカヤバ製のフルアジャスタブルタイプを採用し、フロントブレーキにはニッシン製のラジアルマウントの4ピストンキャリパーを装着。車両価格は消費税8%込みで119万2,000円となっています。
エンジンはトライアンフの象徴とも言える並列3気筒を搭載。2気筒よりもパワフルで高回転までスムーズに回り、4気筒にはない個性的なフィーリングも併せ持っています。日本仕様のストリートトリプルRにはロングタイプのマフラーを採用し、その結果厳しい規制をクリアしながらも本国仕様と同じ104psの最高出力を確保しました。また低回転から強いトルクを発生しますので、重量193kgの軽い車体はどの回転域でもぐいぐいと加速することができます。先代モデルよりハイギアードな1速のレシオも、スムーズな街乗りに貢献しています。
カヤバ製のフロントフォークは41mmの倒立タイプで、プリロードとリバウンドおよびコンプレッションのダンピング調整ができます。リアはピギーバック式のリザーブタンクを持つモノショックで、こちらはリバウンドとコンプレッションのダンピングが調整可能。これらのアジャスト機能により、ライダーの好みや走るステージに合わせて車両をセッティングしていくことも楽しめます。シート高はストリートトリプル85より20mm高い820mmとなり、ライディングポジションは若干前傾姿勢が強くなっています。またジオメトリーもキャスター角が0.7度強い23.4度、トレールは4.6mm短い95mmとなり、ハンドリングの応答性が高まっています。
- ● 104psのハイパワーを発生する並列3気筒エンジン
- ● 運動性能の高さを意識したジオメトリー設定
- ● 走りの楽しさを広げるフルアジャスタブルサスペンション
トライアンフ ストリートトリプルR のライバルはこれだ!
-    MV アグスタ
 ブルターレ800800ccの並列3気筒エンジンを搭載するネイキッドモデル。フロントにマルゾッキ、リアにザックス製のフルアジャスタブルサスペンションを装備する。 
-    ドゥカティ
 ストリートファイター848スーパーバイク譲りのテスタストレッタエンジンをトレリスフレームに搭載した、ストリートファイタースタイルのネイキッドモデル。最高出力は86.1kW。 
-    ヤマハ
 MT-09850ccの並列3気筒エンジンを搭載するネイキッドスポーツ。日常速度域での扱いやすさを意識した設計で、装備重量は188kg、最高出力は81kW。 
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