VIRGIN TRIUMPH | バイクの楽しさを表現する『トライアンフ横浜港北』のオーリンズエディション・カスタム 特集記事&最新情報

普遍的なバイクの楽しさを表現する『トライアンフ横浜港北』のオーリンズエディション・ライトカスタム
掲載日/2018年05月22日
取材協力/トライアンフ横浜港北 
取材・写真・文/森下光紹  構成/バイクブロス・マガジンズ
トライアンフ横浜港北
様々なユーザーニーズに対応したラインナップが豊富なトライアンフ。そのカテゴリーは、クラシカルマインドが濃厚なものからトラディショナルモデル、スポーツやツアラーまで網羅しているが、今回注目するのは、トライアンフ横浜港北が手掛ける、気軽なイメージのカフェレーサーカスタムだ。スラクストンではなくストリートカップをベースとしたその理由は何だったのか? 店長の佐々木則之さんに話を伺った。

ストリートで映えるスポーツ性を
サスペンションメーカーとのコラボレーションで実現

伝統のシルエットを残すトライアンフ最新のバーチカルツインエンジン。高性能な水冷OHCエンジンだが、空冷OHVエンジン時代からイメージの変わらぬルックスと扱いやすくトルクフルな特性で、多くのファンを魅了する。それがトライアンフのクラシックシリーズだ。

今回紹介するカスタムは、ベースとなるストリートカップのイメージをほとんど変えないまま、前後サスペンションにオーリンズ製を採用し、足周りのスープアップを施している。

「このコンプリートカスタムの製作は、ユーザーからの要望ということも大きいですね。ストリートカップを購入されるお客様は、ストックでは乗らず、少し自分なりのモディファイをするんです。走りのイメージが都会的なので、よりスマートな方向と言う意味で、サスペンションを交換されるオーナーも多いですね。それで今回は、オーリンズとのコラボレーションでコンプリートカスタムを製作することにしたのです」

店長の佐々木則之さんは、長くトライアンフを扱ってきた敏腕営業マンである。常にユーザー目線に立ち、普段のライディングに有効な、細かいオリジナルパーツの開発も手がけるアイデアマンとしての一面も併せ持つ。その都会的でスマートなセンスと、優しい人柄が印象的なフロントマンなのである。

お店の開店から一周年記念というエポックメーキングな一面もあると話す、店長の佐々木さん。ストリートカップにはRモデルが無く、求められるイメージのスープアップバージョンとしてのラインナップを製作したかった、ということでもあるのだ。

明るく広いトライアンフ横浜港北のショールームは、元々光岡自動車の車両展示スペースだった。オープンは2017年4月で、最新トライアンフが掲げる「プレミアム・ライフスタイル・モーターサイクル・ブランド」というコンセプトを実践する店舗として営業を開始。販売するのは、バイクだけではなく、トライアンフを楽しむバイクライフそのものという意味合いから、ウェアやグッズ等も数多く扱うグローバルショップとして、活動の幅を広げている。

製作台数は、撮影した展示車両の1台を含め6台。すでにその半数はオーナーが決定しているが、もちろん現在も購入可能である。

「カスタムの原点は、やはり個性的だということです。ストリートカップはストックでも充分個性的ですが、スラクストンのようなカフェレーサーイメージとは少し違う気軽さが魅力ですよね。だからこそ、気の利いた足周りをチョイスして、バーゲンプライスでの販売ができないかチャレンジしたというわけです」

ストリートカップに魅力を感じるユーザーが実践してみたいと思うモディファイをコンプリート化して、リーズナブルな価格で提供する。その仕上がりは、もちろん誰もが納得のいくフィニッシュとなっている。※車両に関する詳細、お問い合わせは下記販売店まで。

ダブルクレードルフレームにバーチカルツインエンジンを搭載したベーシックな構成は、普遍のオートバイらしさを最も感じる内容だが、特にストリートカップは、シンプルなスタイルにスピード感を加味したシルエットとして人気モデルである。ストックのスタイルを生かしつつ、足周りのモディファイでカスタムを実施。

エンジンやフレームなどの骨格部分はまったく変更せず、前後サスペンションをオーリンズとしてホイールカラーもチェンジ。ガソリンタンクやシートカウル等のカラーも変更して個性豊かなコンプリートカスタムを製作した。価格は、バーゲンプライスの156万6,000円である。

ハンドルバーをセパレートタイプに変更することで、より低くシャープな印象となったスタイリング。ライディング中のシルエットも、スポーツフィーリング溢れるもので、ストリートでのスポーツ感をうまく演出している。ライダーは、ウェアにも気遣いが必要になることだろう。

フロントホイールは、パウダーコーティングにてシャンパンゴールドにカラーリングを変更。ブレーキキャリパーはブレンボ製4ポット(フローティングローターはオプション)。フロントフォークにはオーリンズ製のカートリッッジタイプを採用する。もちろん減衰力調整機能付きである。

ボディーカラーはメーターバイザー、ガソリンタンク、テールカウルの3点を「クリスタルホワイト&シルバーアイス」の2トーン塗装に。ホワイト調のトライアンフは、ユーザーからの熱い要望に応えたものだ。サイドカバーにはオーリンズのロゴを配する。

リアホイールもフロント同様シャンパンゴールドへとカラーリングを変更し、サスペンションも、やはり減衰力調整式のオーリンズ製を装着する。サスペンションのアッパー取り付け部分には、荷掛けフックとしても利用できるボルトを採用して利便性もアップさせている。

水冷バーチカルツインOHCエンジンはストックのまま。マフラーもオリジナルで変更はされていない。オーナーがさらにモディファイを加える可能性を秘めた状態での販売で、WM製のバックステップ等もボルトオンで装着可能だ。

セパレートハンドルバー装着に伴い、フロントブレーキのマスターシリンダーをニッシン製に変更。デザイン上でも違和感のない仕上がり。センスを感じる部分である。

スポーティなナンバープレートマウント兼用のリアフェンダーレスキットは、ショップオリジナル。ノーマルフェンダーを取り外して交換してある。

INFORMATION

トライアンフ横浜港北
住所/神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎南5-1-33-1F
電話/045-948-6644
営業/10:00-19:00
定休/火曜
2017年4月8日にグランドオープン。広いショールームが特長の店舗は最新のストアデザインを施してスタート。豊富な展示車両や試乗車を用意すると共に、ライディングウェアや各種グッズ、純正パーツ、そしてこのショップオリジナルのカスタムパーツも数多く扱う。この2018年春よりオンラインショップのHPもリニューアルされ、グッズやパーツ購入の利便性も向上した。港北ニュータウンのセンター南駅から徒歩5分の場所にあり、アクセスも容易だ。

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