トライアンフから新型モダンクラシックシリーズ登場! ブランドアンバサダーに『ダレノガレ明美』さんが就任!!
- 掲載日/2026年01月15日
- 取材協力/トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン 取材・文・写真/小松 男


トライアンフの勢いが、いよいよ本物になってきた。英国ヒンクレーの本社から、我々メディア関係者を含む世界中に向けて、ニューモデルのリリースローンチがオンラインで発信されるのは、もはや珍しい光景ではない。しかし近年、その開催頻度は明らかに増しており、ブランド全体がかつてないスピードで進化と拡張を続けていることを実感させられる。
言い換えれば、トライアンフは年を追うごとに新型モデルのマーケット投入を加速させ、ラインナップ全体を常に最新の状態へとアップデートし続けているのだ。
そうした流れの中で、2026年モデルイヤーの国内マーケットにおいて“トップバッター”を務めることになったのが、新型モダンクラシックシリーズの登場である。
トライアンフの伝統を象徴するバーチカルツインエンジンを核としたボンネビルやスクランブラーは、スリリングなトリプルエンジンモデルと並び、ブランドの中核を担う存在だ。そのモダンクラシックファミリーに、実に約10年ぶりとも言える大規模な刷新が施されたことは、トライアンフにとっても、そしてファンにとっても特別な意味を持つ出来事と言えるだろう。
トライアンフ モーターサイクルズ ジャパンは、この新型モダンクラシックシリーズの登場を記念し、令和8年1月13日、川崎・クラブチッタにて「トライアンフ ブランドナイト」を開催した。
本稿では、その華やかなイベントの模様を振り返りながら、新型モダンクラシックシリーズに込められた進化のポイントをひとつひとつ紐解いていく。



イベントは、トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン代表取締役社長・大貫陽介氏の登壇によって幕を開けた。スピーチでは、トライアンフというブランドの成り立ちと、その中でモダンクラシックシリーズがどのような歴史を歩んできたのかが、丁寧に、そして情熱をもって語られた。
120年以上前、決して恵まれた経済状況とは言えず、やがて大戦へと向かう激動の時代において、「トライアンフ=勝利」という名をブランドに冠したことに込められた精神。数々のレースで積み重ねてきた輝かしい戦績。そして、日本メーカーの台頭によって苦境に立たされた時代があったことも包み隠さず振り返られた。
一方で、英国のロッカーズカルチャーや、アメリカにおけるチョッパーカスタムといった独自のバイク文化の中で、トライアンフが“単なるメーカー”ではなく、“カルチャーの象徴”として選ばれてきた歴史にも触れられる。そうした流れの先に、伝統的なバーチカルツインエンジンを搭載するモデル群が、モダンクラシックシリーズとして復活し、現在へとつながっている。その変遷が非常に分かりやすくひも解かれていった。
続いて登壇したのは、シニアマーケティングマネージャーの小林正和氏。ここからは、新型モダンクラシックシリーズにおける具体的な改良ポイントの解説が行われた。
トライアンフの長い歴史と伝統を現代へと継承するモダンクラシックシリーズの性格上、スタイリングにおける劇的な変更は、ほとんどないと言っていいだろう。外観上、新型と従来モデルを見分ける明確なポイントとして挙げられるのは、デイタイムランニングライトを備えたヘッドライト程度だ。
しかし、今回のアップデートで真に注目すべき“フューチャーポイント”は、そこではない。新たに導入された「Lean-Sensitive Optimised Cornering ABS(リーン感応型最適化コーナリングABS)」とトラクションコントロールが、安全性と走行安定性を大きく底上げしている点こそが、最大のトピックである。
ウエット路面や未舗装路、あるいはワインディングでスポーツライディングを楽しむ場面において、不意のスリップを抑制し、ライダーをさりげなくサポートしてくれるこれらの電子制御は、介入しすぎることがない。従来のモダンクラシックシリーズが持っていた、オーソドックスでどこか懐かしいライディングプレジャーを損なうことなく、安全性だけを現代基準へと引き上げている点が印象的だ。
また、トライアンフ モーターサイクルズのチーフ・エンジニアであるスチュワート・ウッド氏は、ビデオメッセージを通じて次のように語っている。
「これはまさに本物のモダンクラシックです。Bonnevilleシリーズはライダーの期待に応えるため進化を続けています。彼らは時代を超えたスタイルを求める一方で、信頼できる性能や実用的なテクノロジー、細部まで行き届いたデザインも求めています。シリーズ全体を通して重要な部分は洗練させ、これらのバイクを特別にしている要素はしっかりと守り続けました。
2026年モデルでは、すべてのBonnevilleが細部にわたり慎重にアップデートされ、性能、快適性、スタイルをさらに高めながらも、モデルの個性を失うことなく、その魅力を損なうこともありません。デザインは自然に美しく見えるよう、あらゆるディテールが徹底的に洗練されています。この考え方は世代を超えてトライアンフのチームを導いてきたものであり、ライダーが信頼するだけでなく、憧れを抱くバイクを作り続ける理由でもあります。Bonnevilleシリーズは、モダンクラシックの標準を今なお牽引し続けています」。
と、我々メディアに向けて力強いメッセージを残した。
実車はすでに昨年末に日本へ上陸しており、各地でデリバリーも始まっている。 バージントライアンフとしても、近いうちに試乗テストを実施し、その走りの進化をインプレッションとしてお伝えしたいところだ。






「バイクはなくてはならない存在です!」トライアンフアンバサダー・ダレノガレ明美さん
今回のトライアンフ ブランドナイトは、新型モダンクラシックシリーズの発表にとどまらず、もうひとつ大きなトピックスが用意されていた。 それが、タレントのダレノガレ明美さんが、新たにトライアンフアンバサダーへ就任したというサプライズ発表である。
18歳で自動車免許を取得したダレノガレさんは、その頃からバイクに対する強い憧れを抱いていたという。しかし、所属していた事務所の方針もあり、バイクに乗ることは長らく叶わなかったと振り返る。 数年前に独立を果たした後、念願だった自動二輪免許を取得。大型バイクを軽やかに操る姿は、SNSを通じて広く知られるようになった。
今では、バイクに親しんでいる兄とともにツーリングに出かけることも多いそうで、「走り出すと、普段感じているストレスをすべて忘れられる」と、その魅力を語る姿が印象的だった。彼女にとってバイクは、単なる趣味の枠を超えた、欠かすことのできない存在になっているのだろう。
今回のアンバサダー就任にあたり、ダレノガレさんは「バイク友達があまり多くないので、トライアンフを通じて、これから仲間を増やしていけたら嬉しいです」と、等身大の言葉で抱負を語ってくれた。
今後は、SNSを通じたトライアンフの情報発信はもちろん、各地で開催されるイベントの場でも、その姿を目にする機会が増えていくはずだ。 モダンクラシックという伝統と革新を併せ持つ世界観に、実際にバイクを愛するアンバサダーが加わったことで、トライアンフというブランドは、よりリアルで親しみやすい存在として広がっていくに違いない。



関連する記事
-
試乗インプレッション
トライアンフ ボンネビルT100











