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タイガー800XCx 長期インプレ vol.01【普段使い&ツーリング装備チェック編】

タイガー800XCxの画像

ニュータイガー800シリーズ(2015)の使い勝手は?

2015年1月23日に発売されたニュータイガー800シリーズ。その主力となるのが『タイガー800XRx』と『タイガー800XCx』。このふたつのモデルはエンジンやフレームをはじめとする主要パーツを共通していて、タイガー800XRxはオンロードがメイン、タイガー800XCxはオフロードの走行性能をより高めた仕様となっている。ふたつのモデルの違いは、こちらのページで確認しておこう!

今回、ツーリングマガジン『アウトライダー』編集部・西野が長期インプレッションを行なうのは、オフロード性能にも長けたタイガー800XCx。これから隔週で、通勤・ワインディング・高速道路・キャンプツーリングなど、さまざまなシチュエーションでインプレッションを行なっていく。

タイガー800XCxがやってきて約1週間、バイク通勤を行なった。普段『ボンネビルT100』で同様の道を通勤している片道で約15km、東京西部での使用だ。ボンネビルT100に比べると、足つき性や取り回しの不安を強く感じてしまうが、それでも普段使いが億劫になるレベルではないということを体感できた。

まず、2段階で高さ調節のできるシートはローに設定して、赤信号など停車時の安心感をアップ。一度乗ってしまえば、アドベンチャーモデルならではの深いハンドル切れ角によって、住宅街を抜ける裏道走行や、渋滞時のすり抜けも躊躇なく行なうことができた。

これが『タイガーエクスプローラー』など、リッターオーバーのアドベンチャーモデルだと難しくなる。1台で通勤もツーリングも行なえてしまうというのは、ミドルアドベンチャーならではのひとつの大きな魅力だ。

2段階で調整できるシート高の足つきチェック

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ハイ設定で860mm(上)、ロー設定で840mm(下)と、20mmのシート高を簡単に調整できる。この20mmが日本人の体格にはかなり大きい。ローにすれば安心感を得られる。ハイにすれば不安を感じてしまうかもしれないが、乗車時はよりアップライトで視界も広い。通勤などの街乗りとツーリングで使い分けるのはよさそうだ。モデルは筆者(身長175cm・体重63kg)。

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シート前後に付いているアジャスターの位置を変えるという、簡単でわかりやすい調節方法。

取り回しのしやすさをチェック

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車重は225kg。燃料タンクが高い位置にあり重心が高く、ハンドルの切れ角も深いので、実際の車重以上に軽く感じ、かなり小回りが利く。ただ、身体の反対側にぐらついたら、踏ん張っても戻せる気がしないのでご注意を。

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アウトライダー編集部の駐輪場に停めてみた。アドベンチャーモデルは重心が高く、どうしても大きく見えるが、全長は2,225mmで、奥に停まるボンネビルT100より5mm短い。全幅は865mmと、ボンネビルT100より125mm長いが、ハンドルロックをかけるとハンドルが大きく切れるため、当初の印象以上に場所を取らなかった。一般的な有料駐輪スペースなどでも余裕だ。

ちょっとしたメンテナンス性をチェック

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テールランプの下にある鍵穴にキーを差し込み、リアシートを外すと、車載工具が入っている。内容は必要最低限といったところ。なお、日本仕様車はこのスペースにETC車載器が搭載できる。

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タイガー800XRxと同様、センタースタンドが標準装備されていて、整備などがしやすい。ただ、このスタンドを上げるのに一苦労した。接地する2点をしっかり地面に着け、かなり力いっぱい上げる必要がある(もしかしたらコツがあるかもしれないので、見つけしだい今後のインプレで発表したい)。

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ツーリング時に役立ちそうな装備

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リアキャリアが標準装備されているのもツーリングライダーにはうれしい。大きさは、縦/約220mm、横/約230mm。リアシートとフラットにつながっているのも積載のしやすさに貢献。タンデムでなければ、サイドケースを付けなくても、キャリアとリアシートのスペースでキャンプ道具一式も楽々積めそうだ。

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グラブバーにはストレッチコードなどが一定以上は滑らないよう突起が出ている。ただ、この突起自体を利用してフックを掛けるのは危険そう。

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ストラップの要領で留めるツーリングバッグも積みやすかった。やはり突起があるため、一定以上は滑らないのがポイント。

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容量33Lで、泊まりがけのツーリングにもちょうどいい一般的なバイク用リアバッグを装着してみた。横幅はキャリア幅から少し出てしまっているが、グラブバーがいい支えになっている。キャリアから前方にはみ出してしまっているものの、タンデマーが座るスペースは充分に残されている。

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12Vの電源供給を行なえる防水キャップ付きのソケットがメインキー横と、サイドカバーの2カ所に付いている。ナビやスマホの充電、電熱ウエア類への電源供給に役立ちそう。ソケットは、へラープラグという欧州タイプのものなので、一般的なシガーソケットタイプの製品を使うにはアダプターが必要となる。

次回は、高速道路&ワインディングでの走行性能を試してみよう。

プロフィール
西野 鉄兵
ツーリングマガジン『アウトライダー』編集部のデスク。大学生だった2007年にアルバイトで飛び込んで以来、長きにわたって雑誌やWEBの編集に携わっている。バイクの使い方はもっぱらツーリングで、全都道府県と海外数カ国での走行経験あり。普段の愛車は、2005年式のトライアンフ ボンネビルT100。
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