アメリカLT（2014-）年式別モデルカタログ

AMERICA LT（2014-）

ロングツーリングを快適にこなす
並列2気筒ミドルクルーザー

スチールダブルクレードルフレームに空冷2気筒を搭載するボンネビルのバリエーションモデルと言えば、日本ではスラクストンやスクランブラーを連想する人が多いようだが、派生機種の第1弾として2001年から発売が始まったのはクルーザースタイルの『アメリカ』、第2弾は2003年にデビューした、アメリカにホットロッドテイストを盛り込んだ『スピードマスター』だった。残念ながらこの2台のミドルクルーザーに関しては、従来の日本市場では断続的な輸入しか行われなかったものの、2011年からはスピードマスター、2013年からはアメリカが、レギュラーモデルとしての地位を獲得している。

2014年から発売が始まった『アメリカLT』は、アメリカをベースに開発されたツーリング仕様で、大型ウインドスクリーンやサドルバッグ、タンデムライダー用のバックレストといった快適装備を標準採用。その結果として、車重はスタンダード比プラス20kgの270kgとなっている。しかしこの数値は、近年のクルーザーの中では決して重い部類ではない。