VIRGIN TRIUMPH | 海外ツーリングするときって…【おススメの持ち物編】 山田健さんのコラム

海外ツーリングするときって…【おススメの持ち物編】

  • 掲載日/2016年07月22日
  • 写真・文/山田 健

長期の海外ツーリングを振り返ってみると、知らない国、知らない道、知らない言葉、日本では体験出来ない様々なシチュエーションがあるからこそ見えてきたことがある。荷物もそうだ。最初に持って行ったもの、途中で捨てたもの、買い足したものなど、自然と荷物は洗練されていく。

山田健さんのコラムの画像

前回は最初に持って行ったものを紹介したが、今回は、その中でおススメのものをご紹介します。旅には人それぞれのスタイルがあるので、あくまでもご参考まで。僕の場合、キャンプ場や安く泊まれる場所があればなるべくそちらを利用した。野宿もたまにはするが、安全にはくれぐれも気をつけたい。

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■バイク旅におススメのもの

①電気機器

  • ● GPS(Garmin製 eTrex 20)

アウトドア用で簡単なナビをしてくれる。これをハンドルにマウントして利用。コンパクトですぐに取り外せるので、バイクから離れるときは必ず外して街歩きでも使った。おススメの理由は安価であること、それに防水性。土砂降りの中でも使用したが問題なし。

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最初の大クラッシュ後、バイクのメーター類は使えなかったがGPSで速度を見ることも出来た。移動ログも取れるので、旅の思い出、軌跡にもなる。

電源は単三電池だから安心。電池はどこの国でも比較的入手出来る。充電式の電池を持って行って併用してもいい。

地図データはSDカードに入れることが出来るので、どこの国でも利用可能。あんまり大きな地図データが一度に入らなかったので僕の場合は何カ国か、各地域ごとに小分けして持って行った。

Garmin製品はだいたいどこの国でも購入出来るので、いざというとき買い替えが出来る。実際に、ロシアのカフェで椅子から立ち上がった際に、椅子が倒れてその下敷きになり、画面が割れてしまったので、仕方なく現地購入した。

  • ● タブレット

今ならスマートフォンでもいいと思う。出来ればSimフリーのもの。海外のプリペイドSimを購入すれば、すぐにネット通信が可能。Google翻訳はオフラインで使用できるパッケージもあるので、必要な言語を事前にダウンロードする。海外では日本よりもWifiエリアが多く、ガソリンスタンドにもあるので便利。その点で日本は遅れていると思う。

GoogleMapはオンラインでないと地図のロードが出来ないので使えない。アプリでダウンロードした地図をオフラインで使用できるアプリもある。アプリはオフラインで使うことも想定しよう。オフラインでよく使用したアプリは、地図アプリ、通貨レート計算アプリだ。Garminとの連携で地図アプリで行きたい地点の緯度経度を表示し、Garmin側へ入力すれば、知らない国でも目的地までたどり着ける。ただ、双方の緯度経度の表示形式を合わせておく必要がある。緯度経度の表示形式は複数あるので事前に確認をしよう。形式が合っていないと全く違うところに到着するかもしれない。

  • ● アクションカム

旅を記録するなら必携だ。付属のリモートコントローラーをハンドルにマウント。コントローラーは小さいモニターにもなるので便利。モニターがあれば録画のON/OFFがわかるので、撮りっ放しや録画出来ていなかった、という失敗が無く、肝心な時に電池切れという心配もない。モニターで走りながら確認出来るものがおススメ。

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街を散策するときも小さいので持ち運びしやすい。色んなアングルから撮ることが出来る自撮り棒があればなお良し。

  • ● 防水ドライバッグ

over board製を利用していたが、Wolfman motorcycle Luggage社のExpedition Dry Duffelに変更。理由はリアシートに置いたとき、ドライバッグをバイクから降ろさなくても開閉することが出来て、荷物が取り出しやすいから。バイク旅では、荷物を降ろしていると時間のロスになるから、積載した状態で中の荷物を取り出せたり、開口部が広いほうが使いやすい。バックパッカーのように背負って使うなら別だ。それぞれ使うシチュエーションに合ったものを選ぼう。

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右がバッグの上部が開くタイプで使いやすい。左は一番下の荷物が取りにくい。最初はこちらのタイプだった。Wolfman Luggageより。

  • ● 荷締めベルト

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荷物の固定に使用。ラチェットタイプでガッチリ締め付けられるもの。クラッシュで歪んだパニアケースや荷物の固定で利用できるシーンが多かった。強く締められる、強度の高いものが長旅向き。ゴムの紐やネットタイプは便利だが、使っているうちにゴムが伸びてくるので補助的なものとして捉えたほうがいい。

  • ● バイクカバー

ハーフタイプでいい。風雨から保護するほか、カバーするだけで人目につきにくくなり盗難抑止の効果もある。ヨーロッパで出会った海外の大陸横断バイカーたちも利用していた。

ほか、状況に応じてガソリン携行缶(辺境の地に行かなければ1リットルくらいあればいい。西側ヨーロッパでは必要なかった)、ブレーキパッド(ヨーロッパに入れば無くても何とかなる)、虫除けスプレー(日本製がおススメだが飛行機では持ち込めないものもあるので注意)、一眼レフ(綺麗に撮りたいときに使用。だが重く大きい。自分には必要だが、必要ないという人も多い)などもある。

ロシア、ヨーロッパでは、バイクショップ、バイカーたちが沢山いるので、クラッシュさえしなければ、部品はだいたい何とかなる。

■積載について

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積載のポイントは、左右のバランス、それにリアが重くなり過ぎないこと。僕がクラッシュした原因のひとつは、リアが重過ぎてフロント加重が抜けやすくなり、スリップしたと思っている。

トップケースにはすぐに取り出したいものを入れる(一眼レフカメラ、パスポートなど)。取り出しにくいところに入れてしまうと時間がかかる。国境や、警察に停められたときにパスポートを出したり、ちょっと路肩に停めて写真を撮るときなど手際よく行うことが出来る。トップケースは比較的転倒してもダメージが少ないのも利点。2度のクラッシュでも一眼レフカメラは無事だった(良かった)。

どうしてもトップケースに入らない場合はドライバッグへ。機械ものは洋服でクッション性を高めれば大丈夫。実際ノートパソコンも無事だった。左右パニアにはキャンプグッズやリペアグッズを入れておく。宿に泊まるときにいちいちパニアは外さないので、ドライバッグの中に一度で必要な荷物を運べるよう、着替え、歯ブラシ、シャンプー石鹸など日常品をメインに入れておいた。パソコンも入れていたので、一度に荷物を運び、チェックイン出来たのは良かった。ポイントは、一度で必要な荷物が運べること。海外の街中では、パニアの開け閉めは目立つのであまりやりたくない。

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