VIRGIN TRIUMPH | バイク乗りということ(ちょっと語り) 山田健さんのコラム

バイク乗りということ(ちょっと語り)

  • 掲載日/2015年10月23日
  • 写真・文/山田 健

バイクで海外を走ってみて思ったこと、それは「バイク乗りで良かった?」ということだ。バイクに乗っていたからこそ、出会いが広がった。バイク乗りに国境なんて無い、世界共通だ。

そこで、バイク乗りとは何か? 自分なりに感じたこと、出会いのシチュエーションなどについて書こうと思う。

バイク乗りで良かったこと

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バイク乗りである、ということだけで…

  • ・海外のバイク乗りが挨拶してくれる。
  • ・車種で区別されることなんてないし、関係ない。もちろん関係する場合もある。
  • ・コミュニケーションが生まれる。言葉は関係ない。出来なくても何とかなる。
  • ・言葉より深いところに何かがあることに気付く。
  • ・情報収集できる。地元の人しか知らないような素敵な道だったり、スポットを教えてくれる。
  • ・出会いが増える。そして仲間が増える。
  • ・フットワークが軽いので誘われやすい。すぐに行動、自由に決断出来る。
  • ・初対面でも入り込みやすい。紹介してもらいやすい。ネットワークが更に広がり、繋がっていく。
  • ・一緒にコーヒーを飲んで、酒を呑んで、語らう。そして、一緒に走る。
  • ・仲間を大事にする。家族のようなもの。一緒にいる時間を大切にする。
  • ・困っていたら助ける。楽しいことを分かち合う。忘れがちな当たり前のことをさらりと行動で表す。
  • ・自由に走り、行動範囲が広い。
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イタリアのとある街のお祭りに行ったときのこと。日本からバイクで来たというだけで受け入れてもらった。
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お祭りで出会った皆とツーリング。祭りの翌日に走りに行くから、と誘ってくれた。バイク旅ならではのこと。地元の道やスポットを教えてくれた。

海外を走るうえで出会いが増える秘訣とは

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高速道路よりも一般道、自分の好きな場所で停まる。バイク乗りは高速道路よりも、こんな道で出会いやすい。高速道路は移動手段。

バイクに乗って旅をしていると…

  • ・声をかけられやすい。
  • ・海外を1人で走っているというだけで感嘆してもらえる。
  • ・出会いはバイクと一緒のときが多い。ただ歩いていればツーリストと変わらない。
  • ・ありのまま、基本は笑顔。
  • ・言葉が出来なくても積極的に話しかける。
  • ・街に着いたら中心部を目指す。大抵バイク乗りが集まっている広場のようなものがある。
  • ・行くところが無かったら街のバイク屋に顔を出す。特に自分の乗っているメーカー。挨拶だけでもいい。大抵のバイク屋は歓迎してくれる。そこで出会いもある。
  • ・同じバイク乗りと出会ってただで飲み食い出来たりする。これもバイク旅ではありがたい。
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スペインの下道で。この道もスペインのバイク乗りが教えてくれた。
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都会ではドミトリーを利用した。一部屋に何個もベッドがある。こういった場所では、様々な国のバックパッカーと出会いやすい。秋になると複数人の部屋を安い料金で独り占め出来ることも。
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ときにはお酒を呑みに夜の街へ。「ノミニケーション」は世界共通だ。

グループで走るのも楽しい、安心感もある。しかしグループを組んでいると、その中で自己解決してしまいやすい。出会いを求めるなら、1人がオススメだ。

いまの結論、バイク乗りとは何なのか?

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フリシンゲン、オランダ。走ってきた道に思いを馳せながら…

まず仲間を大事にする。バイクという乗り物では良いことも悪いこともある。楽に安全に走りたいなら、車に乗ればいい。たぶん、良いことばかりでない、というのがミソだと思う。雨の日もあれば晴れの日もある。時には苦労して乗り越える。逆境を乗り越えてこそ見えるものがある。

まだまだ人生というものを理解したつもりは無いが、人生に近いものがあると思う。良いことも、時にはリスクがあることも、きっと必要なのだと思う。

風を感じ、においを感じる。空気に触れて、温度を感じる。自然の力を知り、感謝する。そんな感覚が好きなんだと思う。仕事だけじゃない、お金だけじゃない、大事なものがそこにはある気がする。もちろん、仕事が生きがいという人を否定するつもりは無い。ひとつの捉え方だ。

乗っているだけで分かち合えるツールというか、相棒のバイクに跨って自由を感じ、束縛やストレスから解放される。酒が無くても己に陶酔できる。浪漫を感じ、自分に酔い、仲間を思い、感謝する、そんな心を持つのが、バイク乗りだと思う。

人それぞれに考え方がある。この先、自分の考え方も思いも変わるかもしれない。「これだ!」と簡単に書くことは出来ないが、1人のバイク乗りの思いとして捉えてもらえれば幸いだ。

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